二の腕 たるみの原因は?引き締まった二の腕ラインをつくるポイント
二の腕のたるみや太さは、肌の露出が増える時期には、大きな悩みの種ではないでしょうか。
鏡に映った二の腕をみて腕をだす服を着るのをやめてしまった経験がある人も多いはず。
一般的には、「脂肪が一度つくとなかなか瘦せない」といわれている二の腕ですが正しい知識を持ってトレーニングに取り組めば結果が出やすいともいわれています。
そこで今回は二の腕のたるみの原因と引き締まった二の腕のラインをつくるポイントについてご紹介します。
なぜ二の腕はたるむのか?
振り袖肉と呼ばれる二の腕のたるみの原因は、運動不足等による上腕三頭筋の筋肉量の低下がほとんどです。
上腕三頭筋は、腕の体積の6割以上を占めています。
「力こぶ」と呼ばれる部分が、上腕二頭筋です。普段ものを持ち上げるときに働くのが上腕二頭筋です。
そしてその裏側にあるのが、上腕三頭筋です。この筋肉は腕を伸ばしたりするときに働く筋肉なので日常生活ではあまり使われません。なので筋肉が弱まりたるみやすくなります。
三頭筋は
外側筋 | (体の外側に近い筋肉) |
内側筋 | (ヒジの内側にある筋肉) |
長頭 | (腕の付け根に近い筋肉) |
という3つの筋肉に分かれています。ヒジを伸ばしたり、腕をつき出したりするときに必要な筋肉なんです。
もともと人間は4足歩行から2足歩行へ進化したので歩行に使われなくなった腕は筋肉が落ち、脂肪を蓄えるようになったといわれています。
実は、この筋肉が老化にも密接に関わっています。
この筋肉が弱っているとさまざまな不調が起こり、気分も不安定になり、またたく間に老け込んでしまいます。
また、たるみの原因のひとつに猫背の方は、姿勢の悪さもたるみにつながっている可能性があるので要注意です。
猫背で歩くと二の腕があまり振られなので、筋肉がより衰えやすいためです。
ですので、しっかりと鍛えられて姿勢も正しくすることで健康度が高く、見た目も若々しく常に前向きな気持ちでいられます。
二の腕を引き締めるポイント
スッキリとした美しい二の腕をめざすには「肩」と「背中」の筋肉もポイントです。
①背中
②肩の裏側
③二の腕の後ろ側の筋肉
①背中
まず「背中」には肩甲骨の外側からわきの下にまでつながる「ラット(大円筋、広背筋)」という筋肉があります。
この部分は普段の生活ではなかなか使われないため意識して刺激する必要があります。
腕を下した時に脇から贅肉がはみ出てしまうのはラットの筋力低下が原因です。
②肩の裏側
肩には三角筋という筋肉が覆うようについているのですが、二の腕をスッキリ痩せさせるには特に背中側にあたる「リデアルト(三角筋後部)」が重要なのです。
この部分の筋肉量が低下すると二の腕全体の脂肪が重力に負け、だらしなく下がってしまいます。
ここを鍛えると、たるみがちな脂肪をぐっと引き上げメリハリのあるシルエットをつくりだすわけです。
これにより二の腕と肩の境目にくびれができ二の腕がますます細く見えるようになってきます。
二の腕が痩せても細く見えない人はこのくびれを意識すると良いです。
③二の腕の後ろ側の筋肉
二の腕の後ろにある「トライセプス(上腕三頭筋)」。
一般的には上腕は「二の腕」とひとくくり呼ばれますが、正しくは力こぶにあたる筋肉の「上腕二頭筋」と、その後ろ側にある「上腕三頭筋」の大きく二つに分けられます。
引き締まった二の腕ラインをつくるトレーニング方法
二の腕を鍛えるトレーニングというと、ダンベルをもってひじの曲げ伸ばしを行うダンベルカールが一般的ですが、」この方法で刺激を与えれるのは上腕二頭筋ですのでたるみは解消できません。
「トレーニングしてもたくましくなるだけで脂肪が落ちない」と悩んでいる方は、この上腕二頭筋だけを日常生活の中で鍛えてしまっている可能性があります。
二の腕のたるみ解消には、その裏側にある「上腕三頭筋」を集中的に鍛える必要があります。
そうすれば腕を下ろしても贅肉がはみ出ない、引き締まった二の腕がつくれます。
二の腕(上腕三頭筋)のトレーニング
強く負担のかかることが少ない動作ですので長く続けやすい運動です。
上腕三頭筋が鍛えられて強くなり二の腕のたるみが解消されます。
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